原宿エリアでオシャレな医療スクラブを探すなら、おススメの店舗は?

代表的な医療ウェアといえば白衣やナースウェアが頭に浮かびます。しかし近年は医療用スクラブという新しい医療ウェアも普及し、医療ウェアのバリエーションも広がっています。そのような中、「他の人と被らないオシャレな医療ウェアを着たい!」と考える医療従事者も多いのではないでしょうか?そこで、個性的な洋服を扱うお店が集まる原宿エリアで、オシャレな医療ウェアが手に入れられる店舗を調べました。

医療用ウェアといえば真っ先に思い浮かぶのが白衣ではないでしょうか。しかし、昨今では白衣に代わる医療ウェアとして「医療用スクラブ」が注目を集めています。白衣のように普段の衣服の上に羽織るのではなく、Tシャツのように一枚でサラっと着ることができ、着心地が良く、動きやすいため愛用者が増加しています。

スクラブは英語の「scrub(スクラブ)=ゴシゴシ擦る(擦って洗う)」が名前の由来となっており、その名の通り強い力で洗濯が可能な耐久性の強い生地でできています。そもそもスクラブは米国で外科手術の際の手術着として考案されたもので、長時間のハードワークでも快適に過ごせるよう、伸縮性・通気性・速乾性に優れています。

形状は半袖のVネックTシャツ型で、ボタンなど作業の邪魔になるものを極力省き、動きやすさと着心地を重視した機能的なウェアです。動きやすく通気性に優れるという特徴が共通することから、近年はスポーツウェアメーカーや下着メーカーも積極的にスクラブの製造販売に参入していて、今後更に普及が進む可能性を秘めています。

海外では日本より早くスクラブの採用を始める医療機関が多かったため、商品ラインナップも日本に比べかなり充実しています。スクラブの更なるメリットとして、価格の低さとカラーバリエーションやデザインの豊富さが挙げられます。

白衣やナースウェアに比べると一枚当たりの単価がかなり低く、2000円後半から購入が可能です。更に、色も定番のブルー系やグリーン系などの暗めの色から、ピンクやスカイブルーなど明るい色まで様々です。価格が安いため、色違いで何枚も購入しやすく、大きな医療機関では、チームごとに色を変えることでスタッフの所属先が一目で分かるなど、患者さんにもメリットがあります。

スクラブが普及することで、白一色だった病院のイメージが、明るくカラフルなものへと変わりつつあります。

国内メーカーのものも、人気の定番商品であれば10色以上のカラーバリエーションを揃えるものもありますが、海外のスクラブは更にバリエーションが豊富です。特にアメリカの医療ウェアメーカー「cherokee」は、1700種類以上の商品ラインナップを誇る世界最大級のメーカーです。

アメリカらしい明るい色や、大胆なプリントなど、日本ではまだ馴染みの薄い総柄プリントのスクラブも豊富に取り揃えています。花柄など女性の好む華やかなものやエレガントな柄のものも多いですが、キャラクタープリントの商品ラインナップも充実しています。

小児科や歯科医院では「病院=怖い」というイメージを払拭するためにも、積極的に明るい色やキャラクタープリントのスクラブを採用して、少しでも明るく楽しい雰囲気を出し、子供たちの恐怖心を軽くするよう取り組んでいるクリニックが増えています。

特に小さい子供に対してはこの取り組みは大きな効果があると考えられています。しかし、輸入スクラブはサイズが日本人に合いにくいという問題もあります。最近では日本の医療ウェアメーカーがcherokee社からライセンスを得て、日本人の体形や好みに合うようにcherokeeのデザインをアレンジした製品を販売をしています。

他のメーカーも総柄のスクラブの販売を始めているところもあり、アンパンマンやサンリオキャラクターなど、日本の子供により馴染みの深いキャラクター商品のラインナップに力を入れています。しかし、輸入品の場合はサイズ表記も日本と異なるため、実際に試着してから購入したいという人も多いのではないでしょうか?原宿エリアで輸入スクラブを含む、オシャレで個性的なスクラブが購入できる実店舗がないか調べてみました。

原宿にはcherokeeの直販店として試着購入が可能な「Dazzle by cherokee」がありましたが、残念ながら2018年5月に閉店となり、現在は有明TFTビルの東館9階の店舗が国内唯一の直販店となっています。

店内は鮮やかな色彩に溢れ、知らない人が見ればとても医療用ウェアの専門店とは思えない華やかさです。原宿エリアではありませんが、「東京ビックサイト」駅すぐの立地なので、「実際の商品を目で見て、試着してから購入したい!」という方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

もう一店舗は、「Classico OMOTESANDO」です。国内の医療ウェアメーカーの老舗である「クラシコ」直営の販売店です。先程紹介した「Dazzle by cherokee」とはまさに対局の雰囲気のお店です。

場所も原宿のど真ん中ではなく、表参道と原宿の中間辺りに位置します。cherokeeの商品とは打って変わって、こちらの店舗で扱うのは上質で洗練された雰囲気の、高級感漂う医療ウェアが中心となっています。店舗の雰囲気はまさに高級ブランドのショップそのもので、商品数はそれほど豊富ではないものの、選りすぐりの商品がゆったりとディスプレイされています。

原宿のポップなイメージとは違い、表参道の落ち着いて洗練されたイメージに合うスタイリッシュな内装です。スクラブも販売していますが、色やデザインは落ち着いたトーンのシンプルなものばかりで、白衣も各種販売されています。

価格帯も高額なものが多く、看護師用ではなく、医師が手術の際に着用するのに適したデザインのスクラブが主に販売されています。

医療用ウェアの試着が可能な実店舗はかなり少ないのが現状です。特にスクラブを購入する場合、Vネックの襟ぐりの深さが深かったり、袖口が広すぎたりすると、女性の場合は下着が見えてしまいそうで不安になる人も多いかもしれません。

そういった不安の解消に役立つのが、スクラブ用インナーです。スクラブの下に着用することを想定して設計されているため、通気性や速乾性などのスクラブの持つ機能を阻害せず着用することができます。下着が見えることを防ぐだけではなく、冬場は防寒にも効果的です。

スクラブと色を合わせることでコーディネートを楽しめるのもメリットの一つです。一枚あたり1000円台後半から購入可能なので、インナーと併せて購入するのも一つの方法ではないでしょうか?また、オンラインで購入する際は、少し割安で購入できたり、ポイントが溜まったりというメリットもあります。

オンラインストアの活用も視野に入れてみるのもおススメです。

欧米に比べると日本でのスクラブの普及率はまだ低いのが現状です。しかし、着る側の医療従事者だけでなく、患者さんの側にもメリットのある医療用スクラブは、今後もどんどん普及してほしいものです。確かに白衣は清潔感や威厳を与えるのに有効ですが、華やかな色や柄のスクラブが普及することで、病院のイメージが明るくポジティブなものに変化するとよいですね。